The Changingman!Paul Weller!ポール・ウェラーをご紹介!③1986~1989(僕がリスペクトするミュージシャン紹介シリーズ)③ー3

今回はポール・ウェラーさん紹介記事第3弾です。前回の続き’86〜’89までのThe Style Council解散までをご紹介したいと思います。

それでは、行ってみましょう!

3rdアルバム”The Cost Of Loving”

どういう事情があるのかはわからないけど、現在は全面オレンジ色のジャケットが流通しているみたいだけど、僕がリアルタイムで購入した時は上のようなジャケ写でした。しかもまだまだアナログ・レコードの時代でした。

当時のアナログレコードのアルバム一枚の値段は¥2,500~¥2,800くらいでした。なぜか儲かってるはずの大手レコード会社の方が値段設定は高めだったような気がします。

このアルバムは¥1,800でした。これはポールさんの意向だったそうですが、お小遣いの限られている若い人向けの値段設定だそうです。だとしたらスタイルカウンシルの過去作も同じ値段でないとと思うけど。

Amazonで調べてみると、CDは中古しかなく、アナログレコードは逆にプレミアがついて¥4,969でした。そうか、もうCDを購入するような時代ではないんですね。

当時10代だった僕はこの良心的な値段設定を素直に喜んだんだけど、多分アルバムタイトル”Cost Of Loving”に引っ掛けたイギリス人らしい「シャレ」だったのかな?

前作までの路線を漠然と望んでいた僕はこれを聴いた時「正直、つまらない」と思ってしまいました。今聴くと結構いいんだけど。

音楽的にも、バンドっぽい音作りになっていて、前作、前々作みたいに曲によってゲストミュージシャンを迎えてコラボしたりと言った派手さがなかったからだと思う。あらゆるジャンルを網羅するような、とっ散らかった感じがなくて、綺麗にまとまっているので好きな人は好きだと思う。申し訳ないけど、僕は今だに強い思い入れを持てないですね。

でも、セールス的には結構成功したみたいですね。良心的な値段がセールスにどれくらい貢献しているかはわからないけど、多分、前作、前々作の評判が良くて注目度的に最高潮の頃だったってことだと思います。

  • It Didn’t Matter

リズムボックスからの印象的な音をベースにしたバンドサウンドの曲。このアルバムの音を象徴しながら、今後ハウス(このジャンル名、今でも通用するのだろうか?)に大いに傾倒していくことを象徴した曲でもあります。でも曲自体はかっこいいです。のちのソロで活動するポールさんが好きな人にはすんなり受け入れられそう。モノクロ映像のPVは相変わらずおしゃれですね。

こちらは日本のmaxellのCMに出演した時の映像。以前にも書いたけど、”Boy Who Cried Wolf”のPVの世界観を真似しています。

  • Heavens Above

アルバム3曲目に収録。70年代ソウル風のリラックスできる曲です。

  • Fairy Tales

あまり取り上げられないけど、割と好きな曲です。Youtubeのコメントも少なすぎて残念。

  • Waiting

普通にいいメロディのバラード曲だけど、”Boy Who Cried Wolf”みたいな大胆なアレンジを期待してしまいます。ポールさん的には敬愛するソウルシンガー風にしっとりと歌いたかったのかな?

内省的な世界観。”Cnfessions Of A Pop Group”

急に内省的な世界に入ってしまった地味なアルバムです。サウンドよりも歌詞の内容に比重が置かれているのはアルバムタイトルから察することができます。今だに現役「オレ様パンク少年」の僕の友達は、このアルバムを聴いた感想として、「普通につまんねえんだよな」と一蹴していました。

でも、パンクってサウンドよりもスピリットのはずだし、このアルバムのコンセプトにもあってるはずだけど?結局パンク少年のほとんどにとって音楽もスピリットもファッションなんだよね。実は結構冷めていて、流行に敏感だったりします。

  • It’s A Very Deep Sea

サビ部の”Diving”のフレーズの繰り返しと重なるコーラス、そして全編のバックを支えるピアノが印象的な曲です。ミック・タルボットのピアノやオルガンなどのキーボードがスタイル・カウンシルのサウンドの肝なんですね。

  • Changing Of The Guard

一曲目”It’s A Very Deep Sea”の路線だけど(このアルバムはそういうアルバム)ストリングスやコーラスが大いに盛り上げて、ポールさんらしいドラマチックな曲展開もあるので、聞き応えのある曲です。

  • Life At A Top People’s Health Farm

この曲からアナログレコード上では、B面になります。ここから曲調がガラッと変わります。アルバムからのシングルカット曲だけど、当時も、Youtubeでも、のちに僕が買ったPV集のDVDでもこの曲のPVは収録されていません。もともと制作されなかったってことかな?こちらはYoutubeで偶然見つけた日本の歌番組「夜ヒット」に出演したときの映像です。質問にふざけた返事ばっかりで、インタビュアーの服部マコさんを困惑させてます。

  • Why I Went A Missing

後半に入ってから、前半の内省的な「独白」はなんだったのかというようなスタイル・カウンシルっぽいソウルでファンクな曲が続きます。しかも曲調も爽やかで迷いなんてなさそう。よく聞くと1枚目、2枚目の頃よりも黒人音楽の独自解釈がいい感じでこなれてきています。

  • How She Threw It All Away

この曲もシングルカットされたし、PVもあったはずだけど、現在Youtube上にはアップされていないみたいです。フルートの演奏が印象的です。まあ、このアルバムからシングルカットするならこの曲だよね。

まとめ。Summary.

’89年この”Modernism:A New Decade”というアルバムが制作されますが、完全にハウスに傾倒してしまい、アルバム発売自体をレコード会社から拒否されてしまいます。

この記事で紹介した2枚のアルバムもセールスが大きく陥ったので、(”Cost Of Loving”のセールス成功は日本のみみたいです)ポールさん的な「変化」も現状打破になるどころか、逆に窮地に追い詰められてしまいます。

そして、The Style Councilはそのまま解散というよりも自然消滅という寂しい結果になってしまいました。

しかし、ポールさんはこの後、ソロとして再び活動を始め、見事に復活を遂げます!

そのストーリーは次の記事でご紹介しようと思います。

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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5 Comments

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