僕がリスペクトするミュージシャン紹介シリーズ第3弾です。今回はポール・ウェラーさんがついに登場です。’70年代から活躍しているので、3回に分けてお送りしようと思います。

今回は、The JamとしてのデビューからThe Style Council結成、そして1stアルバムまでをご紹介します。

それでは、行ってみましょう!

The Jamの時代。

この時代のファンの人が一番多いんじゃないかと思います。このころ、僕は生まれていたけど、まだ幼かったので当然洋楽自体を聴いていません。僕がポールさんを聴くようになったのは’80年代後半くらいで、その頃はザ・ジャムは解散していたので、完全に追体験ですが、ざっとご紹介します。(ザ・ジャムをざっと紹介なんてと怒られそう)

この頃は世間はパンクブームで、ザ・ジャムもロンドン出身で人気があったので、パンク3大バンドと呼ばれていました。

でも、僕が聴いてみた限り、他のパンクバンドに比べてもっとスタイリッシュなイメージでした。歌詞の内容が若者を煽るようなパンクらしさです。ファッションも細身の三つボタンスーツだし。パンクというのは音楽スタイルというよりも精神的な問題になっているみたいだし。本来は違ってたんだけど。

ただ深読みしすぎかもしれないけど、イギリスの階級制度の下層に位置する労働者階級の苦悩みたいな内容は、アメリカの長い間奴隷から差別階級として抑圧されていた黒人の人権問題を訴える姿勢を青写真としているような?(というか憧れてる?)

でも、こんなこと言ったら怒られるのかな?ポールさんはじめ、当人たちにとっては切実な問題なんだろうし。

  • Going Underground

The Jamにとって初の全英No. 1です。やっぱり歌詞の内容に比重を置いている印象。イギリス国内には受け入れられるだろうけど、海外ではどうだろう。日本で根強いファンがいるから成功なんだろうけど。

  • Start

ベースの音が非常に印象的な曲。この曲も全英No. 1です。

  • Town Called Malice

The Jamの今までのスタイルからいきなり脱却。ポールさんの好きなソウル、特にモータウンサウンドの影響をふんだんに感じます。

これだけスタイルが変わってもこの曲の人気が高いのは、歌詞が相変わらずだからというのもあるでしょう。やはりパンクというのはサウンドよりスピリットなのかな?

The Style Council結成。

ポール・ウェラーさんはディヴィッド・ボウイさんと一緒で、常にスタイルの変化を求めている人のようです。それも活動の行き詰まりから変化を余儀なくされるというのではなく、常に時代の変化に連動しながら、そして、自分自身の好み、興味の変化に忠実だという感じです。実際、The Jamは人気絶頂期に解散でした。

だからこそ、The Style Councilを新たに結成して、The Jamとは全然違う方向性の曲を次々リリースすると、それまでのThe Jamの熱狂的なファンは戸惑っただろうな。でも、今まででは考えられないような新しい層のファンの獲得に成功しました。

基本的には元「マートンパーカス」?というグループのMick Talbot(記憶では、Dixie’s Midnight Runnersだったはず?)をキーボードに迎えて、この二人組みがほぼサウンドもヴィジュアルもメイン担当というイメージ。

他に、黒人女性コーラスD.C.Leeと、ドラムスのSteive Whiteの実質4人組と言っていいと思います。(それにしてももう一人の立役者ミック・タルボットさんは今何やってるんだろう?wikiすら作られていない。)

そのwikiによるとデビュー曲はSpeak Like A childだそうです。(これも僕の記憶では、”My Ever Changing Moods”だったはずですが?)

  • My Ever Changing Moods(single ver.)

そんな僕の記憶の中でのデビュー曲”My Ever Changing Moods”

“Speak Like A Child”もいいけど、どうしてもハービー・ハンコックの同名の名曲がよぎってしまう。

My Ever Changing Moods(Piano ver.)

こちらは1stアルバム”Cafe Bleu”に収録されている、ピアノ伴奏バージョンの同名曲。アルバムを買えば普通にシングルが収録されていると思っていると、こういう遊びが随所に見られるところが面白かった。

そして、いろんなコンセプトや活動、リリースの仕方で初期の頃は活動の仕方がギクシャクしていた印象があるけど、待望の1stアルバム”Cafe Bleu”(カフェ・ブリュ)リリース。はっきり言って名盤です。

“Cae Bleu”(カフェ・ブリュ)1stアルバム

The Jam解散前のサウンドからソウルよりなスタイルへの変更かぐらいに捉えていたであろうファンどころか、音楽シーンを驚かせた。取り入れたのはジャズやボサノヴァ、ラテンなどのあらゆるブラックミュージック。一枚の作品としての完成度なんて最初から目指してないようです。

  • The Paris Match

場末のジャズバー感満載のジャズヴォーカル曲。ヴォーカルはEverything But The GirlのTracy Thorn。

  • The Paris Match(Paul Weller ver.)

こちらは同名曲のポールさんヴォーカルバージョン。アルバム未収録のレア音源。のちのポールさんのソロ時代に通じるスタイル。

  • You’re The Best Thing

個人的に、この1stアルバムの中で一番好きな曲です。メロディが魅力的。ずっとThe Jamの路線では生まれなかった曲だと思います。

  • Mick’s Blessings

アルバムオープニングを飾る小曲だけど、好きな曲。楽しいミックさんのヴォードヴィル風のピアノ曲。シングル向け曲ばかりを集めるのではなくて、こういう遊び心が随所に入っているのがいいね。

  • Long Hot Summer

最後にこれもアルバム未収録だけど、アルバムに先行してリリースされて、ヒットした曲、”Long Hot Summer”。当時津嘉山正種さんがパーソナリティをしていた深夜のNHK-FMの音楽番組でこの曲のリミックスロングバージョンを聴いて衝撃を受けた曲です。なんの音楽に対する造詣もなかった僕には新しく、そして同時に懐かしい感覚にも陥った不思議な曲です。

いかがだったでしょうか?まだまだここまでで、ポールさんのキャリアの3分の1くらいしか紹介していません。

The Jamへの思い入れがあまりないのがバレバレだけど、パンクを通過せず、後追いで聴いてもハマらなかったんだからしょうがない。相性が悪いとしか言えないですね。

次は、The Style Councilの黄金期をご紹介したいと思います。

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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