ローラ・ニーロさん紹介記事の第3弾です。

さて、2ndに収録された多くの曲を様々なミュージシャンがカバーし、ヒットさせ、1stまでが再評価され、まるで過去の隠し財産をあさるように1stからも曲が多数カバーされ、またもやヒットしました。

こうしたミュージシャンとしての活動が軌道に乗ったことで、まず彼女の作曲家としての才能が注目、評価されました。

そんな中、1969年に彼女の最高傑作と評される3rdアルバム、「ニューヨーク・テンダベリー」が発表されました。まさに彼女に注目が集まっていた時代を反映して、この作品は全米アルバムチャートで最高位32位にランキングしました。

  • NewYork Tendarberry.
綺麗なジャケ写ですよね。
こちらは作品リリース時の初回プレス限定幻のカラージャケット。
ジャケット裏面写真です。

女性ミュージシャンでピアノの弾き語りというイメージから、キャロル・キングあたりを予想すると、思いっきり裏切られます。歌声がピリついているので、キャロル・キングの歌のような癒しを求めることはできません。

ジョン・レノンの1st「ジョンの魂」のような、内面を全部ぶちまけるような曲と作詞と歌唱です。しかもジョンの魂よりも表情豊かです。

チープな言い方なのであまり使いたくないけど、まさに「魂の叫び」といった内容です。

では、収録曲を見ていきましょう。

  • You Don’t Love Me When I Cry.

アルバム1曲目から重い曲です。歌声もピリついてるどころじゃない。ドン底といった感じです。

プロフィールを見ても、これといった不幸な出来事があったわけでもないのに、心にどれだけ闇を抱えてるんだろう?

  • You Don’t Love Me When I Cry. Ocaco.

この曲をカバーする猛者です。Ocacoさん。アマチュアミュージシャンかな?

でも、僕の大好きなローラ・ニーロがこうやって若い世代に歌い継がれていくのは嬉しい。

  • Captain For The Dark Morning.

アルバムの2曲目です。’80年代に活躍するイギリスの女性ミュージシャン、ケイト・ブッシュが相当参考にしてそうな作風と歌唱です。

  • Captain For The Dark Morning. Tuck and Patti.

’90年代の女性デュオらしいですが、僕は詳しいことを知りません。

Youtubeコメント欄もやんわり批判的です。そもそもコメント数も少ない。

  • Save The Country.

アルバム5曲目で、シングルカット曲です。

のちにローラさんは、母性とか博愛、エコロジー、動物愛護の曲を歌うようになりますが、その兆候が現れています。

  • Save The Country. Fifth Dimension.

またしても、フィフス・ディメンションがカバーしています。全米27位。

  • Save The Country. Thelma Houston.

テルマ・ヒューストンもカバーしています。

動画はアメリカの黒人向けの歌番組、”Soul Train”出演時のもの。

  • Save The Country. Single Ver.

最初にあげたのはアルバム収録のロングバージョン。こちらはシングル用のショートバージョンです。

  • Save The Country. The Sugar Shoppe.

こちらは、The Sugar Shoppe.とかいう男女混合のコーラスグループによるカバーです。

’69年のエド・サリバンショーでの映像です。

  • Time And Love.

アルバム7曲目収録。アナログアルバムでいうA面(CDでいうなら前半部分)が特別重いけど、全体的にはこのような楽しい曲もあるので、じっくり腰をすえて聴くだけでなく、リラックスして聴くこともできます。

またこの動画も凝っていて、曲への愛情がこもっていますね。

  • Time And Love. Barbra Streisand.

この曲もバーブラ・ストライサンドがカバーしています。

だけど、”Stoney End.”の時のような奇跡の相乗効果は、残念ながら起きていない。

動画は明らかに、”Stoney End.”の動画を作った人と同一ですね。

  • Time And Love. Dianna Ross.

“60年代モータウンの成功の象徴、シュープリームスのダイアナ・ロスもカバーしました。

  • Time And Love. Fifth Dimension.

シングルカットはされていないけど、やはりフィフスがカバーしています。

Youtubeコメント欄にやたら日本人の書き込みが多いけど、昔のラジオ番組のテーマ曲に使われてたのかな?

  • NewYork Tandarberry.

10曲目収録。アルバム最後を締めくくる、ラストを飾るにふさわしい歌唱の表題曲です。

そして誰の手によるものか、この動画に描かれるイラストがとても美しい。

イラストの作者は、マシュー・スチュワートさんでいいのかな?

  • NewYork Tendarberry. Billy Childs.

2014年に発表されたローラさんのトリビュートアルバムから、ビリー・チャイルズさんによる、”NewYork Tendarberry.”

素晴らしいの一言に尽きる。

まとめ。Summary.

前回の記事で、2ndの1曲目「ラッキー」レコーディング時にマイルスが同じスタジオで〜と書いたけど、どうやら間違いで、このアルバムレコーディング時だったみたい。すいません。このブログのポリシーとしてなるべく削除しない方針なので、ここに訂正します。

また、この時マイルスさんはローラのところに遊びに来て、曲のバックで1曲ペットを吹いてくださいと頼まれたそうです。

その時マイルスは、「ミス・ローラの音楽に、俺が付け加えるべきものは何もない」と言って断ったそうです。

“In A Silent Way”レコーディング時のことだそうです。

それではここまで読んでくださって、ありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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