ローラ・ニーロさんの紹介記事第2弾です。今回は2ndアルバムをご紹介したいと思います。

さて、踏んだり蹴ったりだったデビュー年と翌1967年。その後どういう経緯があったのかはわかりません。記録に残っていないということはすっかり自信と意欲をなくしてくすぶっていたのでしょう。

しかしこの頃、ディヴィッド・ゲフィン氏に出会います。彼はのちにアサイラム、ゲフィン・レコードの社長になる人物です。彼のマネジメントにより、デビュー時のレコード会社とは比較にならないくらいの大手、CBSとの契約が決まります。

そして発表されたのが2ndアルバムであり名盤の、「イーライと13番目の懺悔」でした。

  • Eli And The Thirteenth Confession.
美しいローラさんのポートレイトがジャケット。
このジャケット裏の写真も好きです。

このアルバムによって、ローラさんの音楽活動に転機が訪れます。

それでは、収録のおすすめ曲を紹介していきましょう。

  • Luckie.

アルバム冒頭1曲目を飾る曲です。ローラさんにしては派手なアレンジです。

僕もそうだったけど、初めて聴くならこの曲がいいと思います。とにかく派手で楽しい曲調が一気に心を惹きつけ、ローラさんの表情豊かな歌唱が、ずっと耳に残ります。

それにしても当時21歳でこの歌唱力と表現力だから驚きです。

また動画の方は、おそらく公式PVではなくファンの人が編集したものです。何しろ、ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノが出てくるし。

ちなみに「ラッキー」というタイトルは、幸運という意味ではなく、アメリカの巨大マフィアのボス、ラッキー・ルチアーノのことと推測します。

  • Stoned Soul Picnic. Laura Nyro.
  • Stoned Soul Picnic. Fifth Dimension.

8曲目収録の「ストーンド・ソウル・ピクニック」のオリジナルとフィフス・ディメンションのカバーです。

オリジナルが’60年代ソウルコーラスグループの曲を参考にして作られています。コーラス部分はおそらくローラさん一人の声をオーバーダビングしたもの。

それを本物の黒人ソウルコーラスグループがカバーしました。アレンジも奇を衒わずオリジナルに忠実にしたのも、ヒットした要因だと思います。

フィフス・ディメンションの方は全米3位にまで登りました。

  • Sweet Blindness. Laura Nyro.
  • Sweet Blindness. Fifth Dimension.

アルバム3曲目収録の「スウィート・ブラインドネス」オリジナルと、フィフスディメンションのカバーです。

王道のモータウン・サウンドですね。シュープリームスあたりが歌ってそう。こちらもフィフスに見事にハマってます。

それと、フィフスの方は3作ともこの時代でありながら、しっかりPVが制作されていますね。グラミー賞受賞グループだから当然か。全米13位。

  • Sweet Blindness. Liza Minelli.

こちらはアメリカを代表するミュージカル女優、ライザ・ミネリのバージョン。

ライザさん、ちょっと声の調子良くないみたい。

  • Eli’s Comin’ Laura Nyro.
  • Eli’s Comin’ Three Dog Night.

アルバム6曲目収録の、「イーライがやってくる」オリジナルと、白人男性ヴォーカルグループ、スリー・ドッグ・ナイトによるカバーです。

曲がちょっと短くなっている以外は、オリジナルに忠実なアレンジ。だけど、男性グループだからか、ロックっぽく聴こえます。

でも、これくらい振り切ってもらえると、違う曲として楽しめます。全米10位。

  • Emmie. Laura Nyro.
  • Emily. Frankie Valli.

タイトルがちょっと違うけど、アルバム9曲目収録の「エミー」をフランキー・ヴァリが「エミリー」としてカバーしました。

フランキー・ヴァリは「君の瞳に恋してる」のヒットでおなじみのヴォーカリスト。

特にヒットもしなかったし、女性ボーカルの曲を男性が歌ったという以外、特に取り上げるべき点もありません。

  • Timer.

1曲目の「ラッキー」同様、このアルバム収録曲で、個人的にお気に入りの曲です。アルバム7曲目収録。

特にヒットしたわけでも、シングルカットしたわけでも、誰かがカバーしたわけでもないけれど、とても好きな曲だし、おすすめです。

この曲調、そして歌唱法がさらに感情豊かになって、次回作、”NewYork Tenderberry.”へとつながります。

「タイマー」というのは、時間を測る機械のことではなく、時を司る「神」という意味らしい。

  • Lonely Women.

オーネット・コールマンを思い起こさせるタイトルの「ロンリー・ウィメン」アルバム5曲目収録。

アレンジもジャズだし、ローラさんがジャズ・ヴォーカルに挑戦した曲です。

動画はおそらくディズニーアニメを編集したものです。アニメにあまり詳しくないので、どういう繋がりがあるのかはわかりません。

  • Woman’s Blues.

アルバム10曲目収録の「ウーマンズ・ブルース」こちらも個人的に好きな曲です。

まとめ。Summary.

このアルバムからたくさんのミュージシャンが多くのカバーを出して、それらがヒットして、ローラさんはまず、作曲家として注目されました。そして過去の1stアルバムまで再注目されるようになったほどです。

アルバムを聴けば、シンガーとしての才能もすでに開花していて、完成の域にまで来ていることがわかると思います。

アルバム1曲目「ラッキー」をレコーディングした時は、同じスタジオで、ジャズの帝王マイルス・ディヴィスが「サンクチュアリ」を録音しました。

先の写真は、マイルス・ディヴィスさんとローラの貴重な2ショット写真です。

今回はここまでです。最後はアルバムを締めくくる「懺悔」を載せたいと思います。

  • The Confession.

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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