みなさん、こんにちは!

今回は久々にBlur特集です。7thアルバム”Think Tank”を紹介します。

あらゆる意味で、激動の時代です。

この頃のBlurというバンドの内部はぐちゃぐちゃでした。

きっかけはこのアルバムのプロデューサーとしてデーモンくんが連れてきたのがノーマン・クックだったこと。

ノーマン・クックはイギリスのD.J.ミュージシャンでFatboy Slim(ファットボーイ・スリム)の活動名義でもお馴染みの人。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ファットボーイ・スリム

ざっくりいうとデジタル音楽のイメージがある人。

これに対してBlurのキーパーソンであるギターのグレアムくんは納得がいきません。彼はどちらかというとLo-Fiな音が好み。

これがきっかけとなって、前から音楽面で対立しがちだったデーモンくんとグレアムくんの間の溝が深くなります。

詳しくは述べないけど、グレアムくんはレコーディングからもバンドからも遠ざかっていき、スタジオに現れなくなります。

2002年5月ついにグレアムくんは他の3人から「スタジオに来んな!」と通告されました。

実質上の解雇通告です。

この後Blurはこのアルバムの活動期間、3人で活動することになります。

ライブではゲストミュージシャンが代打で、ギターを担当していたようです。

このアルバムないではボーカルのデーモンくんがギターを弾くこともあったみたい。

7th Album”Think Tank”リリース。

ジャケットを担当したのはイギリスのストリート・アーティスト”Banksy.”「バンクシー」さん。

本人の写真がなかったので、バンクシーの作品の一つを。

/https://ja.wikipedia.org/wiki/バンクシー

アルバム収録曲。

1.Ambulance.

1曲目からFatboy Slim全開な曲。

多少、レコーディングを行ったモロッコの民族音楽の要素が混じっています。

2.Out Of Time.

なぜこの地味な曲がシングルに?と思うけど、歌詞の解説が必要みたい。

要するにデーモンくんが当時反イラク戦争の活動に傾倒していたらしい。

ファンではない初心者にはどうでもいいこと。

でも、背景のアレンジはアフリカン・アジアンビートっぽい。そういう音楽が好きな人向け。

かつて「ブリット・ポップ」だったのにねっていう曲。

3.Crazy Beat.

本作中、唯一ポップな曲。

ファンには酷評されてるけど、逆に過小評価です。

Crazy Beat.(Live on Supersonic,MTV Italy,2003)

ライブ映像を探したけど、あまりライブではやってないのかな?

コメントも少ない。

4.Good Song.

アコースティック・ギターメインで奏でられるフォークロック。

素朴なイメージはこの曲だけでなく、アルバム全体を支配しています。

ヴィデオも素朴な線のアニメーション。

ゴリラズのアニメーションと比べると、ちょっと。

5.On The Way To The Club.

ノーマン・クックの好みだろうか?こもったようなサウンド。

思いっきりアンビエント。

6.Brothers And Sisters.

Fatboy Slimのサウンドに思いっきり助けられている気はするけど、割と好きな曲。

エスニックサウンドに興味はあるんだろうけど、まだこなれてない感じ。

7.Caravan.

このこもった音は呪術的な世界感を狙っているのだろうか?

Caravanというタイトルからして呪術的。

8.We’ve Got A File On You.

やっと、「おっ!」と思う曲が出てきたけど、1分という超短尺。

この辺はグレアムくん不参加が響いています。

9.Moroccan Peoples Revolutionary Bowls Club.

タイトルにある通り、モロッコ民族音楽を大いに取り入れた曲。

しかしデーモンくんのボーカル、イントロのベースライン、途中に挟まれるギターなどキャッチーな要素多数。

先ほどの曲と違って、グレアムくん不参加だからこそ、他の3人が頑張った曲。

ヴィデオも、ファンが作った非公式とは思えないクォリティ。

10.Sweet Song.

イントロの哀愁あるピアノが印象的。

Velvet Undergroundを思い起こす。

11.Jets.

安っぽいデモテープみたいなサウンドは、ちょっと前の’90年代が全盛期だったんじゃないかな?

でも、耳に残るギターフレーズ。

きっとここから、曲として完成させることができなかったのでは?

聴きどころは途中から入るサックスのインプロイビゼーション。

12.Gene By Gene.

やはりグレアムくん不参加のマイナスは大きい。

救いはデーモンくんの表情豊かなボーカルと、豪華プロデューサーたちの音世界。

Gene By Gene.Live in Italy.

画質は悪いけど、この時期のライブ映像は珍しいので。

13.Battery in Your Leg.(Includes Me,White Noise.)

アルバムラスト曲。このアルバム中唯一グレアムくん参加曲。

Blurのアルバムラストは大抵名曲。

またヴィデオは非公式で日本映画「バトルロワイアル」の映像が使われています。

まとめ。Summary.

散々言われてるけど、グレアムくんの抜けたのは大きいというのは事実です。

その分デーモンくんの負担が大きくなるけど、彼はこの頃Gorillazをすでに始動してしかも成功させています。

新しい音楽への挑戦はGollirazと違うアプローチでしなければならない。しかし、グレアムくんは脱退してしまった。

こういう状況で孤軍奮闘(アレックスくんとデイブくんのファンには悪いけど)せざるを得ず、なんとか形にしたようです。

しかも酷評どころか、このアルバムがいいという人が多く、Blurの作品の中でベストという人までいるくらい。

ラップ、ヒップホップだけでなくアジアンを中心とした民族音楽にまで食指を伸ばす音楽的に貪欲な姿勢が為せる技だと思います。

そしてそれが息の長い人気を継続させ、BlurだけでなくGollirazまで成功させています。

デーモンくんは二つの音楽ユニットでの活動を継続して続けている、ワーカホリックぶりだけでも十分評価できる人物です。

こんな感じのアイドルが……

こんな感じのおっさんになってしまったという理由だけで離れていくファンはいるだろうけど、それ以上の新規を常に取り入れています。

ミュージシャンとして理想の年の重ね方です。

それではここまで読んでくださって、ありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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