Blur!The 5th Album BLUR.”Song 2.Wooh! Fooh!”The Definitive Edition of 90’s Alternative Rock!ブラーを紹介!’90年代オルタナティヴ・ロックの決定版!僕がリスペクトするミュージシャン紹介シリーズ8-⑤.(’97 Release.)

みなさん、こんにちは!

新年第1回目の投稿はブラーBlur特集の第5弾です。

彼らの5th Albumその名も”Blur”をご紹介!

満を辞して彼らのバンド名をアルバムタイトルに冠して発表です。

さて2~4枚目のアルバムでOASISとともに「ブリット・ポップ」の旗手役、牽引役を担うことになったわけですが、前作”The Great Escape.”では早くもブリット・ポップに見切りをつけ、次の変化を見せています。

この頃の内部事情としては、音楽的方向性としてグレアムくんとデーモンくんの意見が割れ、解散の危機ですらあったようです。

アメリカで当時人気だった「グランジ・ロック」やLo-Fiサウンドを好むグレアムくんは、それまでのポップすぎるサウンドには飽き飽きだったみたいです。

ここでデーモンくんがやや折れる形でグレアムくんと関係を修復し、Blurは存続することになりました。

続く5thアルバムは当然、グレアムくんの音楽的嗜好が大きく反映された作品となりました。

具体的にはLo-Fi、グランジ寄りのサウンド。(どちらかというと、NirvanaよりもSonic Youth的)

そして僕個人的には結構戦術的だと思う「ブリット・ポップは死んだ」発言をデーモンくんがして、1997年2月に本作発表です。

5th Album”Blur”’97年リリース。

かっこいいけど、ちょっと地味な印象のジャケット・アート。

一見なんだかわからないけど、ストレッチベッドにのせた患者を手術室に運んでいる写真だろうか?

アルバム収録曲。

1.Beetlebum.

前作までの「ブリット・ポップ」とはあらゆる意味で一線を画す。

イントロのギターの音なんて独創的すぎる。

1曲目としては地味な曲調だけど、今までとは全然違うという宣言のような曲。

地味な曲だけど独創的なギターリフだけで、強烈に印象に残る。

グレアムくんはやはりギタリストとして鬼才だ。

2.Song 2.

超絶かっこいい曲です。

実は僕個人が今までの路線ではイマイチBlurにハマってなかったけど、この曲でバッチリハマりました。

確かに「グランジ」だけど、NirvanaやSonic Youthよりも「明るい」というイメージ。

またこの曲によって、やっとアメリカでの成功を手に入れたという記念碑的な曲。

wikiによるとアメリカではNikeやintelのCMに使われたとか。

Song 2 Live At Glastonbury.

具体的な日時はわからないけど、最近のグラストンベリーでのライブ映像です。

やっぱりこの曲はライブで盛り上がります。

3.Country Sad Ballad Man.

タイトル通りカントリー的な曲。だけど一筋縄ではいかない複雑な構成。

また1stアルバムのようなだる〜い感じが戻ってきたけど、1stの時よりも断然音楽的地盤(下地)の厚みが全然違う。

要するに成長しました。

4.M.O.R.

一聴するとシンセで作ったノイズとも聞こえるような特徴的なギターカッティング。いかにもなU.S.ロック。そしてDavid Bowie的な曲調。

そしてハリウッド映画のトレイラーのような凝ったPV。

黒ずくめの泥棒集団はBlurのメンバー本人だろうか?

1~3曲目の流れをぶった切るようないきなりの方向転換。

このバリエーションの豊富さが面白い。

5.On Your Own.

のちのGorillazを思わせるようなヒップホップ曲。

デーモンくんのラップとイントロのリズムボックスが心地いい。

今回サウンドの主導権はグレアムくんだけど、デーモンくんが「1曲くらい僕のやりたいことをやらせてよ」と言ったところかな?

そして”Song 2″とこの曲が同じアルバムに混在しているという振り幅の広さ。

6. Theme From Retro.

公式PVではないですが、ファンが作った動画です。

様々なモノクロ時代のホラー映画の名シーンがダイジェストで楽しめます。(詳しくいうとモンスター系の映画)

曲的にはほとんどインスト。箸休め的な一曲。

7. You’re So Great.

グレアムくんが満を辞してメインボーカルです。

と言ってもアコースティックギター一本を引きながらのアコースティックな曲。

途中エレキのギターソロが被さる部分はあるけれど。

You’re So Great.Live.

2018年デトロイトでのライブ。

アルバム収録と聴き比べるとグレアムくんのボーカルが力強くなっています。

好意的に言うならばニール・ヤングっぽい声ですね。

8. Death of Party.

アルバムのここまでの流れはバリエーション豊かで明るい曲もあるけど、この曲のように「退廃的」というのがアルバムの統一コンセプトだろうか?

9. Chinese Bombs.

Iggy POP&The Stoogiesに通じるようなノイジーなボーカルとギターのパンク曲。

ヴィデオはレゴブロックを使ったアニメーションヴィデオ。

たまに他のミュージシャンの曲でもこのレゴシリーズのヴィデオを見るけど、どういう制作意図なんだろう?

10. I’m just a Killer For Your Love.

いかにもLo-Fiなグランジ曲。

ヴィデオの方はファンの人が作ったみたいだけど、様々な映像からグレアムくんだけを抽出しています。

ちょっとでもBlurにハマった人は皆、グレアムくんを応援するようになります。

Blur Bugman (Japan TV Live.)

小室哲哉MCの日本の歌番組出演の時の映像。

冒頭でのレポーター役の西田ひかるの挙動に注目。(コメント欄が荒れてます。)

11. Look Inside America.

シングルカットされていない曲だし、特に重要視されていないけど、個人的にすごく好きな曲です。

メロディがキレイなバラード曲。

“Parklife”収録の”End of a Century.”に通じる名曲。

12. Strange News From Another Star.

デーモンくんのだる〜い感じの歌い方が際立っているバラード曲。

13. Moving’ On.

この曲は’70年代のデイヴィッド・ボウイを思い起こします。

途中で大きめに入ってくるノイジーなギターソロは、まさにミック・ロンソンのギターそのもの。

14. Essex Dogs.

アルバムラストにふさわしい曲。英詩朗読のような抑揚のないボーカルは完全にDavid Bowieの世界。

またヴィデオは公式ではなくファンが映画「タクシー・ドライバー」のシーンを編集したもの。

主演ロバート・デ・ニーロの異質な存在感。

15. Dancehall.

日本版CDのボーナストラック。

日本版のボートラには意外な良曲が多いけれど、これは正直蛇足というか……。

まとめ。Summary.

一曲が短い曲が多いというのが彼らの音楽の知られざる特徴。

アルバム収録の大ヒット曲”Song 2″などは2分ちょい。(この2分というのがSong2の”2″の由来という説もあります。)

まさにポップスは3分くらいの短さで勝負する若者向けの流行歌だったということを思い起こさせてくれます。

またこのアルバムには意図的に長尺の曲もあり、これも「今までと違う」という意思表示であり、”Beetlebum”や”Song 2″などは逆に曲の短さにあえてチャレンジしているような印象。

それと”Song 2″はBlurなりの「グランジロック」の解釈ではあるけれど、Nirvanaのファンなどはやたら歌詞の意味やカート・コバーンの生き方などを深読みしようとする真面目さを揶揄しているようにも思えます。

“Song 2″という記号的なタイトルやサビが”Woo!Foo!”という掛け声なところなど、「深い意味なんてないよ!」とグランジファンを嘲笑っているようにも思えます。

そして彼らの音楽的な進化はまだまだ終わりません。

むしろこのアルバムは完成ではなく過渡期です。

またGollirazが好きな僕としては4曲目”On Your Own.”の存在も見逃せません。

デーモンくんはこの頃から、ラップやヒップホップへ興味を示していたんですね。

それではここまで読んでくださって、ありがとうございました!

またすぐ、お会いしましょう!

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