突如始まった、「僕がリスペクトするミュージシャン紹介シリーズ」について。

画像は今回の特集とは関係ないけど、ミュージシャンの代表として”The Beatles”

さて、突如始まったこのシリーズ。僕は、音楽好きなので、こういう記事で素晴らしい音楽を紹介するのがブログを書く上での宿命だと思っています。

今後も不定期にこのシリーズで様々なミュージシャンをご紹介していくつもりです。

また、記事のカテゴリーは「アーティスト」となっていますが、僕は個人的にこの言葉が好きじゃないので、なるべく使いたくないのです。どうでもいい、個人的な好き嫌いですよね。

それでは、第一回目は、Frank Zappaさんです。ファンの人も、全然知らないという人も、どちらにも読んで欲しいです。

フランク・ザッパの概略をご紹介。

Frank Zappaと共演するJohn Lennon

この記事のトップ画像を見ればわかると思いますが、かなりの変人です。

フランク・ザッパさんを一言で表すなら、現代有数の天才音楽家です。その才能が非凡であることは、作曲どころか、楽器を弾いたことがない人ですら、アルバムを一枚、曲によっては、曲を一曲聴けばわかると思います。

「黙ってギターを弾いてくれ」と言うギターソロばかりを集めたCD3枚組のアルバムがあるのですが、そういうアルバムが残せるくらいのギターが得意な、と言うか、ギターがうますぎる人です。

演奏者としてだけでなく、作曲家としても優れています。彼の音楽はとても多様で、アルバムごとに違う面をのぞかせます。音楽の素養が幅広く、クラシックからジャズ、ロック、ポップス、なんでもありなんです。

それらの多種多様な音楽ジャンルを混ぜこぜにして、一枚のアルバムや一曲に詰め込んだりします。そう言う複雑すぎる面が「難しくて苦手」とする人も多いですが、代表曲などを聴くと、結構キャッチーだったりもします。

こうしたミクスチュアーした曲をキャッチーにまとめたりする才能というか力量・技術が、天才的なんです。

ザッパさんが”The Mothers”としてデビューしたのは、1966年ですが、ほぼ同期のビートルズのメンバーも大ファンだそうで、有名なアルバム「サージェント・ペパーズ」が発表された時、ポール・マッカートニーさんは、「僕たちのフリーク・アウトだ!」と言ったとか。(フリーク・アウトとは、マザーズのデビューアルバムです。)

ちなみに”The Mothers”はすぐにレコード会社からの要請で”The Mothers Of Invention”に変更されます。

そして、ジョン・レノンさんはビートルズ解散後、ザッパさんと共演を果たしています。一曲だけですが、ザッパさんのステージに飛び入りという形で参加していて、その音源は、ジョンのアルバムにも収録されていて(”Sometimes in NewYork City”収録)、現在では、その映像がYoutubeで見られます。

ザッパさんは、「最高のロック・ミュージシャン」

1993年12月4日にザッパさんは亡くなったのですが、音楽評論家の中村とうようさんはその追悼特集の冒頭で、「最高のロック・ミュージシャン」とザッパさんのイメージを語っています。

僕はこの記事の冒頭で彼を天才音楽家と評しましたが、このとうようさんの形容には全面的に納得です。

そもそもロック・ミュージシャンとは何か?という話にもなってしまうのですが、世間一般のイメージだと、反抗的で反骨精神旺盛というイメージになると思います。そうしたイメージにぴったり合うのが、ザッパさんなのです。

ロック好きの方から異論もあるかと思いますが、この人はデビューから亡くなるまで一貫してロックな精神を貫き通しました。

どんなロック・ミュージシャンでも、年齢とともに丸くなったり、スタイルを変えたり、あるいは、反抗的なまま、若くして死んだりというパターンが多いです。

でも、この人のように、病気で53歳で亡くなるまで、ロックであり続けた人はいないですね。

決してドラッグに手を出さなかった。

僕がザッパさんの最も評価している点が、彼の音楽の天才的なこと。それに匹敵して評価すべき点だと思うのが、決してドラッグに手を出さなかったことです。

どんなにハードワークでもドラッグに頼らないように自分を厳しく律することができたし、ツアーやレコーディングを一緒に行うバンドメンバーにもこのルールを徹底させていました。優れたリーダーでもあったんですね。

こんなエピソードがあります。のちにLittle feetを率いるローウェル・ジョージは、ザッパさんのバンドに所属し一緒にツアーを回っていました。その間に自作の曲を作って、ザッパさんに聴かせたのですが、歌詞の内容がドラッグに関するものだったので、ローウェルさんをクビにしました。その曲がのちにヒットした曲、”Willin'”だったのです。

しかし、このエピソードはちょっと勘違いされています。ザッパさんは、信念を曲げずにローウェルさんをクビにしますが、独立してソロでやっていくことを勧めているし、ソロデビューの際にザッパさんお抱えの優秀なバンドメンバーを貸し出して、リトル・フィートを結成、アルバムのレコーディングだけでなく、リトル・フィートのツアーも、このメンバーで回らせてます。

クビにしたのは体裁上ですね。実は、仲間や弟子思いな人なのです。ザッパさんの性格からして、いい人みたいに思われるのを嫌がるだろうし。

それと、徹底して音楽業界を蝕む”Bootleg”いわゆる「海族版」と戦った功績も大きいと思いますが、これに関してhさ、長文になってしまうので、別の機会に記事にしてみたいと思います。

まとめ。Summary.(フランク・ザッパおすすめアルバム)

最後にまとめとして、僕がオススメするフランク・ザッパさんのアルバムをご紹介したいと思います。正直言って、1枚だけ選ぶなんてとても無理です。

  • “Freak out!” 1966年リリース。

記念すべきデビューアルバム。本文でも少し触れたので、これを紹介しないわけにはいかないですね。多種多様なジャンルが網羅された、とっちらかった内容。当時はやったプログレッシブロックも様々なジャンルを混ぜ合わせていますが、全体的に綺麗に一つの作品としてまとめようとします。しかし、このアルバムはいい感じでとっちらかっています。それでいて各曲がキャッチーなので、まとまっているようにすら感じます。

  • “Uncle Meat” 1969年リリース。

とにかく5曲目の”Dog breath”の印象が強力です。そして13曲目の”Plelude to King Kong”も。全体的にサックスが多めに取り入れられています。Dog Breathなどはもはやカオスです。ザッパさん製作の当時まだ完成されてなかった映画のサントラらしいですが、僕は見ていません。そういえば、サントラっぽい音作りですね。

  • “Hot Rats” 1969年リリース。

僕が初めて買ったザッパさんのアルバムです。とにかくジャケット写真が印象的です。ジャケ写買いしても失敗しません。1曲目の”Peaches en regalia”がインスト曲でありながら、耳に残る演奏で、サビ(と呼んでいいのか疑問?)の部分で一気に高揚する感じは最高。クラブで踊らなくても、曲だけでこんな気分になれるのです。そして、このアルバムは全英チャートで1位に輝きました。

  • “Weasels Ripped My Flesh” (いたち野郎)1970年リリース。

8曲目の「ギターでおふくろを殺してやりてえ」は、シングル曲として普通に販促展開をすればヒットチャートに残りそうな曲です。しかし、この邦題ではどうだろう?世論の反発を買いそうだけど、逆に話題になって売れそうな気も?とにかく反抗ごっこが大好きなロック少年達には受けそう。原題は”My guiter wants to kill your mama”で、解説すると、歌詞の主人公の男の子が付き合っている女の子のご両親に交際を邪魔されるので「僕のギターが殺してやりたい!」というものです。このアルバムでの8〜10曲目の流れが個人的に好きです。

  • “Roxy And Elsewhere” 1974年リリース。

ザッパさん率いるマザーズのライブアルバムです。ギタリストとしても定評のあるザッパさんが率いるマザーズは、演奏も素晴らしいです。ライブ構成も楽しくて、バンドメンバーで演奏中にコミカルな寸劇を挟んだりなど根っからのエンターティナーであることが伺えます。名曲”Villsage of the Sun” を収録。これもヒット曲になる可能性十分。こんな曲がライブ音源でのみ残っているところがまた魅力ですね。

  • “One Size Fits All” 1975年リリース。

これもヒットしそうな名曲”Po-Jama People”が収録されているのでセレクトしました。ロック調の曲が好きな人にはオススメです。展開がドラマチックだし、ザッパさんのボーカルと同じくらいギターがシャウトしてます。ポップな曲調だけど、このギターを弾くのは相当難しそう。アルバム全体は、やはり様々なジャンルにまたがっていますが、ギター好きが喜びそうな仕上がりです。

  • “Zoot Allures” 1976年リリース。

一曲目の”Windup Workin’ In a Gas Station”の音作りは複雑だけど、キャッチーな曲にグイッと引き込まれます。やっぱりアルバムの一曲目って大事ですね。この曲の邦題は、「ガソリンスタンドなんかやめちまいな」そのタイトル通り大企業批判(風刺?)がすごい歌詞です。ザッパさんは曲はいいのに歌詞が過激すぎてファンを逃している印象さえあります。反骨精神大好きな若い人にさえ、背を向けられているような。さらにこの曲に続く、”Black Napkins”はザッパさんのギターソロ曲の中でも人気が高いです。悲しくメロディアスな曲調。しかもこの曲は音源が、来日した時の大阪公演からだそうです。日本のファンにとっても嬉しい一枚ですね。とにかくクリエイティブな人で、当時のツアーでは一回のステージが全曲新曲なんてこともあったと言います。

  • “Shut Up’n Play Yer Guitar”(黙ってギターを弾いてくれ) 1981年リリース。

最後に紹介するのは、本文でも触れた、「黙ってギターを弾いてくれ」です。ギターソロだけを集めた3枚組のアルバムです。ギターソロだけなんてと言って聴かずに敬遠する人も多いだろうけど、それなのにキャッチーで聴きやすい曲ばかりなので是非聴いて欲しい一枚です。先述したように過激な皮肉を込めた歌詞が苦手という人も多いので、このアルバムのファンも多いですね。

というわけで、8枚もご紹介してしまいました。本音を言うと全部聴いて欲しいけど、ここに紹介したものから選ぶときっとハマること間違いなしです。ぜひ、聴いてください!

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。

それではまた、お会いしましょう!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう